【書評ブログ】FIRE 最強の早期リタイヤ術 20代から30代のビジネスマンへおすすめの一冊
2020.10.17更新
FIRE 最強の早期リタイヤ術
著者は31歳でミリオネアになり早期退職されています。
真実を伝えるだけで、誰でも通れるシンプルで再現可能な手法。
気づいたことは、大切なことはお金ではなく時間であり、いかに時間を賢く使うかを説いています。
この本を読んで私が学んだ部分、気づいた部分をシェアすることを目的としています。また、感じたことも記させていただきます。
Youtubeはこちら↓↓
【書評VOL.5】「FIRE 最強のリタイヤ術」 前編 これを読んだら経済的自立も夢じゃない!!
【書評VOL.5】「FIRE 最強のリタイヤ術」中編 無駄なものは徹底的に排除したほうが良い!!
【書評VOL.5】「FIRE 最強のリタイヤ術」後編 72の法則と4%ルールを知っている者が勝者!!
この記事の目次
- お金のためなら血も流す
- 「欠乏マインド」とは何か?
- 貧困が私の欠乏マインドを育てた
- 欠乏が私を強くした
- 目に見えない無駄
- 目に見えない無駄を見える化する
- 自らの情熱に従うな!!
- 「あなたの資産」が倍になるのにかかる時間は?
- 幸福のメカニズム
- 4パーセントルールとは?
- お金を浮かすために旅行する
- オプティマイザー
- 最後に
著者のYouTubeをリンクしておきます。(英語です)
How Kristy Shen & Bryce Leung Saved $1M and Retired at 31 & 32 | Afford Anything Podcast (Audio)
お金のためなら血も流す
著者は中国の田舎で生活し世帯年収は600元、約161ドルで生活していました。
一日に換算すると約44セント。(1987年当時)
日本円では約50円になります。(8/2現在)
約20年前、僕が中国の大連に半年滞在したとき、ちょうど工場で働く工員の給料が600元でした。
当時は1万円ぐらいの価値と認識しており、日本の大学卒業1年目で20万円ぐらいで、20分の1の物価であると認識していました。
日本人は大金持ちです。
しかし、現在は中国の人件費も高騰しています。
「欠乏マインド」とは何か?
精神に異常をきたす状態。
空腹になると頭の中が食べ物のことしか考えなくなり、極限までいくと好き嫌いが言っている状態でなくなり、なんでも食べることができる状態。
その他のことは無視できるレベル。
何かが不足しているとき、それはあなたの生活において最も重要なものになる
現在の幸せに満たされた状態で、このマインドは難しいかもしれません。
日本では、衣食住は充実しており、レベル差で張り合う状況です。
貧困が私の欠乏マインドを育てた
5ドルあれば、親族が1週間以上生活できる。
貧しいときには、お金こそが世界で最も大切なもの。
ミリオネアになるためには恵まれた境遇で育つ必要はない。
現在の価値換算では約515円で家族が1週間生活できることになりますが、当時は上述したように20分の1の水準なので、現在価値では約10,000円です。
十分に家族が1週間暮らせますね。
欠乏が私を強くした
4つの重要なスキル CRAP
creativity(創造力)
ケーブルテレビの加入するお金がなく、読書で時間を使い得た力
resilience(回復力)
むやみに他人と張り合わない
adaptability(適応力)
どんな状況でもプラスに考える
perseverance(忍耐力)
周りが楽しんでいる時でも、目標に向かい頑張る
正直、僕のマインドでは無理!!とは思わず、少しずつ実践あるのみ。
目に見えない無駄
著者は多くの人からメールで経済状況分析の相談がある。
ミリオネアである著者が年間で使っている金額の何倍ものお金を使っている。
著者は4万ドルで生活しているが、日本で考えても約400万円で生活するって、結構贅沢なような気がします。
でも、現代ってサブスクとかが当たり前になってきているので実際は贅沢な生活をしているのかもしれません。
・自動車
・新聞
・電話
・WOWOW
・電子マガジン
・音楽など
目に見えない無駄を見える化する
ここではクローゼットの服を例に、よく着る服とそうでない服を層別し、目に見えない無駄を見える化する検証しています。
服って増えていきますよね。
なかなか捨てれない性格です。
ただ、たくさんの服を所有していることにより、服を選ぶ時間、スペースなど無駄があることに再度気が付かされました。
自らの情熱に従うな!!
2000年は、学位は仕事を得るという目的を達成するための単なる手段という考え方が多かった。
著者は大学の専攻を選ぶ際、数字で評価しました。
統計学的に見ると、情熱に従った先には、失業や不完全就業が待っている。
POTスコア=給料の中央値と最低賃金の差額 / 学位にかかった総費用
*POT:Pay-over-Tuition
POTスコアを基準に仕事を選ぶべきで、スコアが高いということは費用対効果が大きいことを意味する。
僕は全くの仕事を得るための手段でした。POTという考えはもちろんありません。
著者の目的とその判断指標がこの若さで考え付くのがとても驚かされました。
ちなみに僕は投資対効果がめっちゃくちゃ悪いです。
若い時にこの考えがあればよかったと思いました。
「あなたの資産」が倍になるのにかかる時間は?
統計では中国人の平均貯蓄率は38%であるが、これは中国で生きるための手段(政府の腐敗対応)として現金を手元に置いておくそうです。
・クレジット(信用貸し)なし
・セーフティネットなし
また、借金は時間とお金のつながりを断ち切り、破産につながる決断をすると記されています。
アインシュタインは「複利は世界で八番目の不思議だ」と述べている。
72の法則
年間リターンが6%であれば12年後には追加投資なしで2倍になる。
72の法則は知っていますが、平均で6%で増やそうと思えばS&P500などのアメリカ株投信ぐらいしかほったらかしで増やす方法は思いつきません。
今の日本の金利では無理です。
幸福のメカニズム
・モノの所有にいえること
より多くのモノを所有するほど、人はより不幸になり、よりストレスを抱える
お金を使うことの中毒性
・経験にはあてはまらない
より少ないモノを所有し、旅行や新たなスキルの習得など経験位よりお金を使う人ほど、人はより幸福になり、より人生に満足する。
経験には全く同じ経験がないため、経験すればするほど幸福感は上がる。
見栄のためにモノをたくさん買い、買った時は満足するし、幸福度はあります。
しかし、時とともに当たり前になり、新しいモノが発売したときに買おうかどうしようか迷いというノイズがストレスを生みます。僕は、モノを少なくしようと努力していますが、踏ん切りがつきません。
思い切った。
また、旅行をしたいですが費用の面でなかなか実現できません。
それもストレスです。
人により幸福感はことなりますが、それぞれの価値観で良いと思います。
僕は著者の言われていることがしっくりきました。
4パーセントルールとは?
退職者の一定額の貯蓄から、一定割合の金額を引き出しつつ、残りの資金をそのまま投資しておいた場合、貯蓄がどうなるか検証した結果、95%(95人/100人)が一文無しになることはないことが分かった。
ほとんどの退職者はリタイヤ直後よりお金が増えていた。
お金がお金を生み出す。
手法:毎年貯蓄の4パーセントを引き出す(インフレ調整済み)
これは、ポートフォリオの4パーセントの資金で1年間の生活費ができれば、貯蓄が30年以上持続する可能性が95パーセントということ。
要するにこういうことか、
1年を100万円で生活できれば、2,500万円
1年を200万円で生活できれば、5,000万円
1年を300万円で生活できれば、7,500万円
1年を400万円で生活できれば、10,000万円
だけど、ハードルが高い!!
運用は投資信託S&P500と債券の50:50が理想です。
月にいくら投資すれば到達するのか。。。。
お金を浮かすために旅行する
世界を旅するのにかかる費用は、3.8万㌦(ざっくり400万円)であり、アメリカ内のでの生活と変わらない支出ということに驚き。
特に物価の安い東南アジアに長居することで実現可能。
東南アジアは旅のポートフォリオにおける債券
また、旅行をしていれば、インフレが生活に与える影響をヘッジできる。
つまり、国を変えること。
この考えは目からウロコでした。
確かに東南アジアと北米などのGDPなど比較するとその考えは納得できます。
著者が実践で得ているところがすごいと思いました。
オプティマイザー
オプティマイザーは執拗に支出を抑えて財産を築く人。
弱点は、極度にリスク回避の傾向があり、起業、夢を追いかけるには向かない。
特徴
・収入 平均
・貯蓄 非常に優秀
・投資 平均
ミリオネアで最も多いタイプはこのオプティマイザーである。
また、富を築く再現性がある。
僕はざる。
どんなに意識してもざる。
みざる🙈、きかざる🙉、いわざる🙊
節約を心に決めた日でした。
最後に
お金を理解すれば、人生は信じられないほど気楽になる。
逆に、大多数のようにお金を理解していなければ、人生は信じられないほどつらいものになる。
僕は後者です。
焦らず愚直に勉強していくことを心に決めた日でした。
おしまい。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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