【書評ブログ】ファクトフルネス ハンス・ロスリング データに基づく現実を受け入れる勇気 人は思い込みで日々過ごしている
非常に読み応えのある本でした。
ファクトネス。
人、いや、私自身思い込みで日々生活していることを痛感させられる本でした。
データ、客観性、ポジショニング、思い込み・・・・。
この記事の目次
この本は大きく4つ世界の人々の生活レベル(1日当たりの所得レベル)に層別し、分りやすくデータで示されてります。
その4つの生活レベルとは
レベル1 1ドル 10億人
レベル2 2ドル 30億人
レベル3 8ドル 20億人
レベル4 32ドル 10億人
で層別される。
この4つのレベルを使えば世界をはっきり正しくとらえることができる。
また、ドル・ストリートというホームページでそれらの写真が記されており一読すると尚、この本の理解が深まると思います。
分断本能を抑えるには・・・
大半の人がどこにいるか探すこと。
途上国と先進国と分ける人が多いが、真実はその間の国が大多数。
ポイントは3つ
- 平均の比較・・・情報素早く伝えれる
- 極端な数字の比較・・・記憶に残りやすい
- 上からの景色・・・レベル4の人がそれ以下のレベルの人を貧しいと思う
全体を俯瞰し、分布をみて、出たが多いモノ(八割)がどのような状態かを理解することが大切。
ネガティブ本能を抑えるには・・・
悪いニュースの方が広まりやすいと覚えておこう。
悪いニュースの方がドラマチックなストーリーになる。
明るい話題はニュースにならない。
具体例
どうでしょうか?
私は悪いニュースの方が記憶に残るし、その後が気になります。
良いニュースは右から左に流れていきます。
当たり前という先入観かもしれません。
犯人捜し本能を抑えるには・・・
誰かを責めても問題は解決しないと肝に銘じよう 。
誰かが見せしめとばかりに責められていたら、それに気づくこと。
犯人ではなく、原因を探そう。
普段の仕事で何か問題があったとき、誰でも犯人捜しをしてしまう自分がいます。
問題解決の手法を問われているようでドキッとしました。
なぜなぜ分析で原因を追究するトレーニングが必要と感じました。
まとめ
心に残ったことは、ベトナム戦争についての価値観。
ベトナム戦争は他の戦争に比べたらたったの20年間。
そして、ベトナム戦争というのは我々だけで、現地では”対米抗戦”という。
当事者とそれ以外では、思いも、表現も違うことが私はこの本で大きく学びました。
また、この本のp201に記載された、各レベルの暮らしのレベルが写真で載っており、理解が簡単にできた半面、少しブルーな気持ちになりました。
とにかく、ページが多く、かつ、文字も小さく完読するまでに時間がかかりました。
しかし、内容はとても充実しています。
興味ある方はぜひ一読ください。
おしまい。
最後まで読んでくださりありがとうございます。 ブログ村に参加しています あなたのそのクリックがブログ更新のモチベーションとなりますので是非!! ↓↓
よろしければ、ぜひこちらも ↓↓
にほんブログ村
さらに、こちらもランキングに参加していますのでクリックをお願い致します!! ↓↓ マーケティング・経営ランキング